今年も活躍してもらう防霜ファン

いつの間にか　もぅ３月…近隣でお雛祭の飾りを見て気がつきました💦

　早くも春の陽気を感じる茶園では、扇風機のようなものが風に吹かれてクルクルと羽がまわっている光景をよく目にしますよね。

日に日に新茶の時期が近づくわけですが、これからの季節に茶園における主な気象災害として、最も生産に影響を及ぼす凍霜害というものがあります。

凍霜害とは、萌芽時期前後から一番茶の摘採が終わるまでに起こる新芽の低温障害のことをいいます。

　そこで、霜を防ぐ送風方法として主に活躍してくれるのが、あの扇風機みたいなんです。名前は【防霜ファン】と言います。

夜間、風がほとんどない放射冷却の気象条件では、地面や茶株面の温度が放射冷却によって低下する反面、逆転層といって地上６～８mの気温が５℃以上も高くなっていることがあります。そこで、この逆転層近くにファンを取り付け、上空の暖かい空気を茶株面に吹きおろし、凍霜害の防止をするのが防霜ファンの役割です。

　そんな大切な防霜ファンを支える柱が倒れていたので、新茶時期を迎えるまでに直しました。