待ち遠しかった雨。やっぱり美味しいお茶づくりには雨が不可欠

久しぶりの雨の一日でした。

最近、高温と乾燥でお茶の樹にとっても人間にとっても厳しい日々が続いていましたが、今日の恵みの雨でお茶の樹も自分たちの心と体も少し回復しました。

これであと少しの一番茶ものりきれそうな気がします。

雨といえば、湿度が大きく関係していますが、湿度が変わればお茶の製造に大きく影響を与えます。

湿度が高いとお茶の葉は乾きにくく、湿度が低いと乾きやすいです。

だから、製造工場に入ったら、湿度を気にしながら機械の設定を変えていきます。

天気だけでなく、時間帯によっても変えなければなりません。

例えば、昼間は天気なら温度が高く乾燥気味で、夜は温度が低く湿度は高めとか、その状況に応じて機械の設定を変えていきます。

その湿度と温度を体で感じながら、お茶の葉の持っている最大限の良いところを出していくのが茶師かな。って思います。

なかなかいつも完璧とはいかないですけどね。

その難しさといろいろなお茶の葉に対応していくのが面白さであり、毎日が勉強なのかなぁって思っています。